Harry Blog
50代から自由で豊かな人生を楽しむ旅
登山

【日帰り冬山登山を満喫】初級者にもお勧めの北八ヶ岳のルートをご紹介『北横岳・三ツ岳・雨池山・縞枯山』 

はじめに

北八ヶ岳は八ヶ岳連峰の北部を指し、長野県中部の山梨県寄りになります。本記事では、初級者向けの雪山登山に最適な『北八ヶ岳』の登山ルートを詳細にご紹介します。

冬の北八ヶ岳のおすすめポイント

  1. 雄大な景色  北八ヶ岳は周囲に山々が広がる山脈であり、頂上からの展望は非常に素晴らしいものがあります。特に、冬季の山々は雄大な雪景色が広がり、まるで絵画のような美しさがあります。
  2. 静けさと自然の美しさ  冬季に北八ヶ岳に登ることで、大自然の中での静けさや雪景色を楽しむことができます。また、冬季の北八ヶ岳には、氷柱や雪の結晶など、美しい自然現象が見られることもあります。
  3. 登山の難易度  北八ヶ岳は斜面も緩やかで岩場も少なく、初心者でも比較的容易に登ることができます。ただし、冬季の北八ヶ岳は積雪が多いため、道が見えにくいことがあるので、登山経験がない方は、経験者と一緒に登ることをおすすめします。

登山口とアクセス方法

車の場合

車で北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅にある駐車場(600台:無料)まで行くことができます。中央自動車道諏訪ICから約40分/24㎞。急坂も多く冬用タイヤは必須です。

電車+バスの場合

JR東日本 中央線「茅野(ちの)」駅下車
茅野駅西口 アルピコ交通バス乗り場 2番のりば「北八ヶ岳ロープウェイ」行き(約60分)
大人1500円
>>料金・時刻表はこちら

北八ヶ岳ロープウェイ

100人乗りの大型
運行時間:9:00~16:00 冬季(10/31~4/2)
料金:2,100円 大人往復(クレジット・電子マネー可)
標高1,771mの山麓駅から標高2,237mの坪庭駅までを約7分間で運行

今回準備した装備

日帰り用

衣類

アルパインジャケット(GORE-TEX)、長袖厚手Tシャツ、アルパインパンツ、タイツ、冬用ソックス、アルパイングローブ(GORE-TEX)、予備グローブ、ネックウォーマー、ニット帽、レインウェア

装備

12本爪アイゼン、ピッケル、ザック25L、ザックカバー、冬用登山靴、トレッキングポール、ジェットボイル、ガス缶、地図、ヘッドランプ、サーモボトル、スマホ、予備バッテリー、ゴミ袋、ティッシュ、腕時計、タオル、エマージェンシーキット

食料

昼1回分、行動食1回分、飲料(0.5ℓ)

ルートの様子「北横岳・三ツ岳・雨池山・縞枯山」

2022年3月12日(土) 晴れ

行程:山頂駅ー北横岳ー三ツ岳ー雨池山ー縞枯山ー五辻ー山頂駅

距離:9.9㎞ 休憩含む行動時間:5時間40分 高度上昇:534m

今年2度目の冬山、比較的安全でロープウェイで一気に標高2200mふかふかの銀世界にアクセスできるコースということで北八ヶ岳の北横岳・三ツ岳・雨池山・縞枯山周遊ルートを選択しました。天気は快晴ですが、午前中は風が強め予報です。

※初めての雪山だったり、初心者がいる場合は、北横岳を往復するルートが距離さらに短くお勧めです(往復約2時間です)。

山と高原地図:昭文社

ロープウェイで山頂駅へ

北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅までは積雪なく、駐車場も舗装されています。8:30に到着し、8:45発のロープウェイに乗車しました。登山客とスキー客半々ぐらいでほぼ満員です。ロープウェイは9時始発でしたが臨時便がでており、またモンベル会員割引も利用できました。

北横岳南峰と北峰

山頂駅で12本爪アイゼンを装着、9:20に北横岳めざし出発。一応ピッケル持参してますが、トレッキングポールを使います。踏み跡がある歩きやすいルートを1時間ちょっとで北横岳南峰に到着。風が強く12m/sくらいでしょうか。少し離れて北横岳北峰です。360度の開けた視界で南八ヶ岳がとても奇麗です(下記写真)。山頂駅から1時間強で冬のこのふわふわの雪景色が味わえるので、冬山初級コースとして人気ルートですね。

北横岳山頂から南八ヶ岳方面 左奥から硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳

三ツ岳から雨池峠

ほとんどの人は折り返して山頂駅に戻りますが、冬山をもっと楽しみたいので岩稜の三ツ岳に向かいます。雪と岩稜のルートをⅢ峰、Ⅱ峰、Ⅰ峰と越えていくのは割とアップダウンがありますが、急斜面はなく楽しいコースです。樹林帯の雪道の雨池山を越えてちょうどお昼頃雨池峠に到着。風を避けれる木陰の場所でお決まりのカップ麺の昼食をとりました。

三ツ岳の岩場の登り。積雪は少なめ。

縞枯山から展望台経由、山頂駅

ここから縞枯山を越えて展望台を目指します。ここからのルートも山頂駅から展望台を目指す人気のルートで人が少し増えてきました。1時間ほどで展望台に到着。茶臼山の後方に南八ヶ岳がさっきより近くに見えます。みんなここで折り返して山頂駅に戻りますが、周遊コース好きなので五辻を経由して山頂駅へ向かい、15時に無事到着しました。少し距離があるルートですが、新雪直後でなければ踏み跡はどこもしっかりあり、アイゼンの練習や、冬山を満喫するには安全でおすすめのルートです。来年は冬の赤岳目指したいです。

最後までご覧いただきありがとうございます!手軽に冬山を楽しみたい方々にお勧めしたい人気ルートでした。

ABOUT ME
アバター画像
ハリー
約30年勤めた会社を2020年8月に早期退職。これからは自分の好きなことを好きな人と好きな時にをモットーに、長期投資(株や不動産)を楽しみつつブログに挑戦中の50代です。アウトドア大好きで、今は登山(八ヶ岳・北アルプス・南アルプスがお気に入り)とゴルフボランティア(主に女子プロツアー)にはまっています。 旅行は最近あまり行けておりませんが、近場の自然の良さを再発見してます。 この年齢なのでこれからは健康が何より大切と感じていて、自宅筋トレと週1ジョギングをあと20年は続けたいなぁと励んでます。 九州出身 東京都在住 妻と2人暮らし 社会人の息子1人